建設業界の人材不足と外国人採用の現状
建設業界は高齢化と若年層の入職減少により、慢性的な人手不足に直面しています。国土交通省の推計では、2025年時点で約90万人の人材が不足するとされており、外国人材の活用は業界の重要課題となっています。
建設業は他の業種と比較して、外国人材の受入れに関する独自の規制や要件があります。特に特定技能制度においては、建設業独自の仕組み(JAC=建設技能人材機構への加入義務など)が設けられており、正確な理解が必要です。
建設業で活用できる外国人採用制度
| 制度 | 在留期間 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 特定技能1号 | 最長5年 | 即戦力、同業種内転職可。JAC加入必須 |
| 特定技能2号 | 上限なし | 熟練技能者、家族帯同可、班長以上 |
| 技能実習 | 最長5年 | 22職種33作業。監理団体経由で受入れ |
| 技術・人文知識・国際業務 | 更新可 | 建設エンジニア、現場管理等 |
特定技能「建設」の詳細
対象業務区分(2024年改正後)
2024年の制度改正により、建設分野の特定技能は以下の3区分に再編されました。
- 土木:型枠施工、コンクリート圧送、建設機械施工、トンネル推進工など
- 建築:鉄筋施工、とび、内装仕上げ、左官、配管、塗装、防水施工など
- ライフライン・設備:電気通信、保温保冷、電気工事など
建設業特有の要件
JAC(建設技能人材機構)への加入が必須
建設分野で特定技能外国人を受け入れるには、一般社団法人建設技能人材機構(JAC)への加入が義務付けられています。JACは受入れ企業の適正な雇用管理を支援し、外国人材の保護を図る機関です。加入には受入れ計画の認定が必要です。
建設分野で特定技能外国人を受け入れるには、一般社団法人建設技能人材機構(JAC)への加入が義務付けられています。JACは受入れ企業の適正な雇用管理を支援し、外国人材の保護を図る機関です。加入には受入れ計画の認定が必要です。
- 建設キャリアアップシステム(CCUS)への登録:受入れ企業と外国人材の両方が登録必要
- 月給制の義務:日給制や時給制は不可。月額固定給が必要
- 同等報酬の確保:日本人と同等以上の報酬が必要
- 安全衛生教育:入国後、現場配置前に必ず安全教育を実施
- 受入れ人数の上限:常勤職員の総数以下
技能実習「建設」の対象職種
建設分野の技能実習は22職種33作業に対応しています。代表的な職種は以下の通りです。
| 職種 | 作業 |
|---|---|
| とび | とび作業 |
| 型枠施工 | 型枠工事作業 |
| 鉄筋施工 | 鉄筋組立て作業 |
| 内装仕上げ施工 | プラスチック系床仕上げ、カーペット系、鋼製下地、ボード仕上げ等 |
| 左官 | 左官作業 |
| 配管 | 建築配管作業、プラント配管作業 |
| 塗装 | 建築塗装作業、鋼橋塗装作業 |
| 建設機械施工 | 押土・整地、積込み、掘削、締固め |
| 溶接 | 手溶接、半自動溶接 |
建設業での外国人採用の流れ
1
ご相談・ヒアリング
必要な職種・人数・時期をお伺いし、最適な制度(特定技能/技能実習)をご提案
2
JAC加入・受入れ計画認定
特定技能の場合、JAC加入手続きと受入れ計画の認定申請をサポート
3
人材選定・面接
候補者の技能・経験を確認。オンライン面接も対応可能
4
在留資格申請
ビザ申請に必要な書類作成・提出を代行
5
入国・安全教育
入国後の安全衛生教育、CCUS登録、生活オリエンテーションを実施
6
就業開始・定期フォロー
現場配置後も定期面談・巡回指導で安定就労をサポート
建設業の外国人採用でよくある課題
- 安全管理:言語の壁による安全指示の伝達不足 → 多言語安全マニュアル・ピクトグラムの活用が有効
- 天候・季節の影響:屋外作業の過酷さ → 体調管理・休憩の配慮が重要
- 現場の移動:現場が変わる建設業の特性 → 通勤手段の確保や寮の提供
- 技能レベルの把握:母国での経験評価 → 実技試験での確認が確実
CSTMの建設業サポート:当社は監理団体として建設分野の技能実習受入れ実績があり、特定技能の登録支援機関としても対応可能です。JAC加入手続きから安全教育の実施、入国後の生活サポートまで、建設業に特化したワンストップサービスを提供しています。多言語対応スタッフ(ミャンマー語・ネパール語・中国語・ベトナム語)が現場巡回にも同行し、コミュニケーションの課題を解決します。
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