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Guide / 日本語支援

外国人従業員との日常コミュニケーション術
【管理職向け】

この記事のポイント

  • 日本語指示が伝わらない根本原因は曖昧表現・確認不足・一方的な伝達にある
  • シンプルな日本語と繰り返し確認の習慣が外国人チームの生産性を大幅に向上させる
  • ほめ方・叱り方の文化的配慮が信頼関係と定着率の決め手になる

最終更新:2026年6月7日

日本語指示が伝わらない原因

管理職がよく抱える悩みの一つが「指示を出したのに思った通りに動かない」というものです。しかし多くの場合、これは外国人従業員の「やる気がない」「能力が低い」という問題ではなく、コミュニケーション方法の問題です。日本語指示が伝わらない主な原因を理解することで、改善策が見えてきます。

POINT|日本語指示が伝わらない3つの主な原因
  • 【曖昧な表現】「適当に」「なるべく早く」「いい感じに」などの曖昧表現は外国人材には意味が伝わらない
  • 【省略・暗黙の了解】日本人同士では「察する」ことが求められる指示は外国人には通じない
  • 【確認不足】「わかりましたか?」に「はい」と答えても実は理解できていない場合が多い

わかりやすい指示の出し方

外国人従業員に指示を出す際は「シンプルな日本語(Plain Japanese)」を意識することが最も重要です。シンプルな日本語とは、難しい語彙・敬語の複雑な使い方・二重否定・長い修飾語を避け、短く・具体的・直接的な表現で伝えることです。

伝わりにくい表現シンプルな日本語に置き換え
「なるべく早くやっておいて」「今日の15時までにやってください」
「適当にまとめておいて」「この3つの情報をA4用紙1枚にまとめてください」
「気をつけてね」「この機械に触るとき、必ず電源を切ってください」
「いいようにしておいて」「棚にAをBの上に並べてください。高さ1cmあけてください」

繰り返し確認の習慣化

指示を出した後は、必ず理解度を確認する習慣をつけてください。「わかりましたか?」という閉じた質問ではなく、「今説明したことを要点だけ繰り返してみてください」「どの手順から始めますか?」という開いた質問で確認することが重要です。外国人材が指示内容を自分の言葉で説明できれば、正しく理解していると判断できます。

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報連相の定着方法

「報告・連絡・相談(報連相)」は日本のビジネス文化に根付いたコミュニケーション習慣ですが、多くの外国人材にとって馴染みのない概念です。報連相を外国人材に定着させるためには、「なぜ報連相が必要か」という理由の説明から始め、具体的なルール・タイミング・方法を明示することが重要です。

POINT|外国人材への報連相定着のための5ステップ
  • 【Step1】報連相の概念を多言語で説明したガイドシートを入社時に配布する
  • 【Step2】「何を・いつ・誰に・どうやって」報告するかをルール化して文書で渡す
  • 【Step3】LINEまたはチャットツールを活用し、テキストでの日次報告を習慣化する
  • 【Step4】報告があった際は必ず「ありがとう」と返信し、報告行動を強化する
  • 【Step5】問題が早期発見された事例を「良い報連相の例」として共有し、文化を醸成する

ほめ方・叱り方の文化的配慮

外国人従業員を正しくほめ・適切に注意することは、信頼関係の構築と職場規律の維持の両面で重要です。ただし、ほめ方・叱り方には文化的な配慮が必要で、日本人向けのアプローチが必ずしも効果的ではありません。

注意|外国人従業員への叱り方で絶対に避けること
  • 人前(他の従業員の前)での叱責——多くの文化で「恥をかかせる」行為として深刻に受け取られる
  • 怒鳴る・感情的に叱る——言語的な威圧は信頼関係を不可逆的に損なう可能性がある
  • 「外国人だから仕方ない」という態度——差別につながり法的リスクも生じる

よくあるご質問

Q. 外国人従業員が指示通りに動かない場合の対処法は?

「指示通りに動かない」原因は大きく3つあります。①指示の意味が理解できていない②理解できたと思っているが解釈が違う③意欲はあるが方法がわからない。対処法として、指示を出した後に「要点を繰り返してみてください」と確認するか、実際にやって見せる(デモンストレーション)ことで理解度を確認してください。

Q. 外国人従業員に「報連相(報告・連絡・相談)」を定着させるにはどうすればよいですか?

報連相の文化・概念は日本独特のものであり、外国人材には入社時に丁寧に説明する必要があります。「なぜ報連相が重要か」という背景を説明し、「いつ・誰に・どのように報告するか」を具体的なルールとして提示します。初期は「毎日終業前に1分で今日の作業をLINEで報告」などシンプルなルールから始めることをお勧めします。

Q. 外国人従業員をほめるときに注意すべき文化的な違いはありますか?

ほめ方は文化によって好まれる方法が異なります。日本人は公衆の場でほめられることを好む場合が多いですが、謙虚さを美徳とする文化(ミャンマー・ベトナム等)では公衆の場での過剰な称賛が逆に気恥ずかしく感じられる場合があります。個別に(1on1等で)具体的に何がよかったかを伝えることが効果的です。

Q. 外国人従業員を叱る際に気をつけることは?

最も重要なのは「人前で叱らない」ことです。多くの文化で公衆の前での叱責は深刻な侮辱とみなされ、信頼関係を大きく損ないます。個室・プライベートな場所で、感情的にならず事実に基づいた具体的な指摘を行ってください。「あなたはダメな人間だ」ではなく「この行動は改善が必要です。なぜなら〇〇だからです」という形で伝えます。

Q. 管理職向けの外国人コミュニケーション研修はありますか?

はい。CSTMでは外国人採用企業の管理職向けに、異文化コミュニケーション研修・シンプルな日本語指導・定着支援策の設計などのサポートを提供しています。詳細は無料相談にてお問い合わせください。

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名古屋・愛知を拠点に全国対応 / 監理支援機関+登録支援機関の両保有 / ミャンマー名誉領事館認定

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