この記事の結論
- 評価試験は 一般財団法人日本海事協会(ClassNK) が実施。トラック・タクシー・バスの 3区分 で、学科試験+実技試験を あわせて80分 で行います。
- 出題は 日本語(ルビ付き) で、イラスト等を用いた問題も含まれます。実務経験2年程度なら準備なしで7割程度合格できる水準に設計されています。
- 試験合格はあくまで要件の一つ。日本語試験・日本の免許(外免切替)・研修 と並行して進める逆算スケジュールが採用成功の鍵です。
評価試験の位置づけ(採用要件の全体像)
特定技能「自動車運送業」で外国人ドライバーを受け入れるには、候補者が「自動車運送業分野特定技能1号評価試験」に合格していることが前提となります。ただし、この試験はあくまで要件の一つです。全体像は次の通りです。
| 要件 | トラック | タクシー・バス |
|---|---|---|
| 技能試験 | 自動車運送業分野特定技能1号評価試験(区分別)に合格 | |
| 日本語 | JLPT N4以上 | JLPT N3以上 |
| 運転免許 | 普通免許(一種)〜 | 第二種免許(タクシーは普通二種、バスは大型二種) |
| 研修 | ― | 新任運転者研修の修了 |
詳しい区分の違いは特定技能「自動車運送業」3区分の解説をご覧ください。
試験の基本情報(実施主体・構成・方式)
試験の実施主体は一般財団法人日本海事協会(ClassNK)です。申し込み・日程確認・合格発表は、同協会の特定技能試験専用ポータルサイトを通じて行います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施主体 | 一般財団法人日本海事協会(ClassNK) |
| 試験区分 | トラック運送業・タクシー運送業・バス運送業の3区分 |
| 試験構成 | 学科試験+実技試験(あわせて80分・全区分共通) |
| 出題言語 | 日本語(必要に応じてルビ付き)。図・イラストを用いた出題あり |
| 実施方式 | 出張方式(ペーパーテスト)と CBT方式(テストセンターのコンピュータ受験) |
| 受験資格 | 試験日に満17歳以上で、日本または外国の有効な運転免許を保有していること |
POINT|受験資格に「運転免許」がある
この試験は運転未経験者向けではなく、有効な免許を持つ運転経験者を対象としています。母国での運転経験・免許の有効性の確認が、候補者選定の最初のチェックポイントです。
難易度と出題の特徴
制度上、この試験は「実務経験2年程度の人が事前準備なしで受験した場合に7割程度合格できる水準」になるよう設計されています。つまり、運転実務の経験者にとって極端に難しい試験ではありません。
一方で、日本語(ルビ付き)での出題である以上、次の点が実質的なハードルになります。
- 交通・運送の専門用語:標識・点呼・過積載・飲酒運転など、日常会話では使わない語彙
- 日本の交通ルール:左側通行をはじめ、母国と異なるルールの整理
- 区分特有の知識:旅客区分(タクシー・バス)では接遇・安全管理の観点も問われる
注意|評価試験と外免切替は別物
評価試験に合格しても、日本の運転免許がなければ乗務できません。2025年10月に厳格化された外免切替(学科50問・合格基準90%)のほうが難易度・所要期間ともに重く、こちらの対策を先行させるのが実務上のセオリーです。
企業ができる合格支援
候補者任せにせず、企業側が学習環境を用意することで合格までの期間を短縮できます。
- 学習教材の提供:国土交通省・試験実施主体が公表する試験情報・サンプルを候補者に共有する
- 日本語+専門用語の学習支援:ルビ付きとはいえ用語理解は必須。交通用語の単語帳や社内勉強会が有効
- 受験手続きの代行支援:ポータルサイトでの申し込み・日程調整を人事側でフォローする
- 外免切替との並行管理:試験対策と免許切替を同時進行させ、就労開始までのリードタイムを圧縮する
候補者の試験・免許の進捗管理まで任せたい方へ。 評価試験の受験支援から外免切替対策(CBC自動車学校連携)まで、採用計画に合わせて一括でサポートします。
外国人ドライバー採用を無料相談する →合格後の流れと逆算スケジュール
評価試験の合格は、採用プロセスの中間地点です。合格後は次のステップが続きます。
- 在留資格の申請:特定技能1号への変更・認定申請(雇用契約・支援計画が前提)
- 日本の免許確保:外免切替、タクシー・バスは第二種免許の取得
- 研修:タクシー・バスは新任運転者研修の修了
- 乗務開始:初任運転者への安全教育・OJTを経て独り立ち
免許関係に時間がかかるため、就労開始目標から半年〜1年前を起点に、評価試験・日本語試験・免許を並行で進める計画をおすすめします。
CSTM×CBC自動車学校の支援
CSTMキャリアサポートは、グループのCBC自動車学校と連携し、評価試験・日本語・免許という3つの関門を一体で管理できる、業界でも唯一級の支援体制を持っています。候補者のご紹介(有料職業紹介)から、外免切替の学科対策、在留資格申請・受け入れ後の義務的支援(登録支援機関)まで、窓口ひとつで完結します。
特に2025年10月の外免切替厳格化以降は、試験と免許の進捗を一元管理できるかどうかが、就労開始時期を左右しています。愛知・東海エリアの運送会社様を中心に、区分の確定から乗務開始まで伴走します。
よくあるご質問
Q. 自動車運送業分野特定技能1号評価試験は誰が実施していますか?
一般財団法人日本海事協会(ClassNK)が実施主体です。申し込みや試験日程の確認は、同協会の特定技能試験専用ポータルサイトから行います。
Q. 試験はどのような構成ですか?
学科試験と実技試験で構成され、試験時間はあわせて80分です(全区分共通)。トラック・タクシー・バスの3区分に分かれており、従事する業務の区分で受験します。
Q. 試験は何語で行われますか?
日本語で実施され、必要に応じてルビが付されます。図やイラストを用いた出題もあり、日本語の読解負担に配慮された設計ですが、交通・運送の専門用語に慣れておく必要があります。
Q. 難易度はどのくらいですか?
実務経験2年程度の人が事前準備なしで受験した場合に7割程度合格できる水準になるよう設計されています。運転経験者であれば、専門用語と日本の交通ルールを整理すれば十分に合格を狙えます。
Q. 受験資格はありますか?
試験実施日において満17歳以上で、日本または外国で取得した有効な自動車運転免許を保有していることが必要です。
Q. 試験に合格すればすぐに働けますか?
いいえ。評価試験の合格に加えて、日本語要件(トラックはN4以上、タクシー・バスはN3以上)、日本の運転免許(外免切替等)、タクシー・バスは第二種免許と新任運転者研修も必要です。全体の要件を踏まえた逆算スケジュールが重要です。
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