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Guide / 生活支援

外国人従業員の電気・ガス・水道開設サポートガイド

この記事のポイント

  • 電気・ガス・水道・インターネット:来日直後の開設手順と注意点
  • 名古屋・愛知エリアの主要事業者(中部電力・東邦ガス・名古屋市水道局)の外国語対応状況
  • 銀行口座なしでの支払い方法(コンビニ払い・QR決済)と口座振替への切り替え
  • 企業担当者が準備すべき「ライフライン開設サポートキット」の作り方

公開日:2026年6月7日 / カテゴリ:生活支援 / 対象:外国人採用担当者・登録支援機関

この記事のポイント

  • 電気・ガス・水道・インターネット:来日直後の開設手順と注意点
  • 名古屋・愛知エリアの主要事業者(中部電力・東邦ガス・名古屋市水道局)の外国語対応状況
  • 銀行口座なしでの支払い方法(コンビニ払い・QR決済)と口座振替への切り替え
  • 企業担当者が準備すべき「ライフライン開設サポートキット」の作り方

ライフライン開設が来日初日に重要な理由

外国人従業員が来日した初日から安心して生活できる環境を整えることは、企業の登録支援機関としての義務であると同時に、従業員の定着意欲に直結する重要な取り組みです。電気・ガス・水道・インターネットのライフラインが整っていない状態での生活スタートは、従業員に大きなストレスを与え、「こんなはずじゃなかった」という失望感につながりかねません。

特に特定技能・育成就労の外国人を受け入れる企業(登録支援機関が支援を行う場合も含む)は、生活オリエンテーションの一環として公共インフラの開設支援を行うことが期待されています。本ガイドでは、名古屋・愛知エリアを中心に、各ライフラインの開設手順と企業担当者が用意すべきサポートを体系的に解説します。

電気の開設手順

名古屋・愛知エリアの電力供給は中部電力(Chubu Electric Power)が主要な事業者です。電力自由化後は新電力(東京電力の関係会社等)への切り替えも可能ですが、外国人の場合は多言語サポートが充実している中部電力(または中部電力ミライズ)から開始することを推奨します。

電気開設の手順

  1. 引越し・入居日が決まったら、中部電力ミライズのWebサイトまたは電話(0120-922-922)で使用開始の申し込みを行う
  2. 申込時に必要な情報:住所・入居日・お客様番号(電力メーターやブレーカー付近に記載)
  3. 電気は来日前に企業担当者が代理申込することも可能で、入居日から電気が使える状態を準備できる
  4. 支払い方法は口座振替(銀行口座開設後)またはコンビニ払い(振込用紙)を選択

ガスの開設手順

名古屋・愛知エリアのガス供給は東邦ガスが主要な事業者です。ガスの開設は「立ち合い開栓」が必要なため、来日日またはその翌日に担当者の訪問予約を取ることが重要です。東邦ガスは多言語対応のカスタマーサービスを整備しており、英語・ポルトガル語・中国語での問い合わせに対応しています(ミャンマー語・ベトナム語は翻訳ツール活用が必要)。

ガス開設で注意すべき点
  • ガスは電気と異なり、立ち合いなしで開通できない(必ずガス会社の担当者が来る必要がある)
  • 立ち合い当日は外国人従業員本人または企業担当者が在宅・在室している必要がある
  • 予約は来日前(2週間程度前)から取っておくと来日初日に対応しやすい
  • ガス器具(コンロ・給湯器)の使い方を立ち合い時に担当者が説明してくれる

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水道の開設・届出

名古屋市内の水道は名古屋市上下水道局が管轄します。水道の使用開始届(引越し先での新規使用)はWebまたは電話で申し込みます。名古屋市上下水道局はウェブサイトで英語・中国語・韓国語・ポルトガル語等の多言語案内を提供しています。水道は申し込みなしでも使用できる場合がありますが、適切な使用者として登録するために必ず届出を行います。

インターネットの開設

外国人従業員にとってインターネットは家族との連絡・母国語コンテンツへのアクセス・生活情報の収集に不可欠なライフラインです。光回線(NTT・auなど)の開通工事には2週間〜1ヶ月程度かかるため、来日前から申し込み手続きを始めることが理想です。工事完了までの期間は、工事不要のホームルーター(SIMカード内蔵型・工事不要で即日使用可)またはポケットWi-Fi(モバイルルーター)で対応します。

料金支払い方法のガイド

銀行口座を持っていない来日直後の段階での公共料金支払いは、コンビニ払い(振込用紙が毎月届く)またはクレジットカード払いが対応可能です。銀行口座の開設(来日後1〜2週間以内を目標)が完了した後、各事業者への口座振替申込を行い、毎月の自動引き落とし設定に切り替えることで、払い忘れ・滞納のリスクを大幅に減らせます。

企業担当者が準備すべきサポートキット

外国人従業員が来日するたびに同じ説明を繰り返す手間を省くため、「ライフライン開設サポートキット」を作成して標準化することを強くお勧めします。

サポートキットに含める内容は、電気・ガス・水道の申し込み連絡先と手順(母国語版)、コンビニ払いの振込用紙の読み方(母国語での説明図)、銀行口座開設後の口座振替申込方法、インターネット開通までの一時的な通信手段の案内です。このキットを入居初日に渡し、担当者と一緒に確認することで、外国人従業員は安心して生活のスタートを切ることができます。

よくあるご質問

Q. 電気・ガスの開設は来日前に手続きできますか?

電気・ガスの開設は入居後の手続きが基本ですが、来日前に企業担当者が先に申し込みを行い、来日日に合わせて開通させることは可能です。特にガスは立ち合い(ガス会社の担当者が来て開栓する)が必要なため、来日初日または翌日に立ち合い予約を入れておくことをお勧めします。電気はオンライン申し込みで翌日から開通できる場合がほとんどです。

Q. 銀行口座がない状態で公共料金を支払う方法はありますか?

銀行口座がない来日直後の期間は、コンビニ払い(振込用紙)またはクレジットカード払いが利用できます。スマートフォンのQRコード決済(PayPay等)でも一部の公共料金を支払えるサービスが増えています。銀行口座を開設後(来日から1〜2週間以内を目標)に口座振替に切り替えることで、毎月のコンビニ払いの手間をなくせます。

Q. インターネットの開通まで時間がかかる場合、どのように対応しますか?

光回線の開通工事には2週間〜1ヶ月程度かかる場合があります。この期間の対応として、ポケットWi-Fi(SIMカード型モバイルルーター)の一時貸出や、企業が契約しているWi-Fiスポットの案内が有効です。入居から即日使えるホームルーター(工事不要のSIM内蔵型ルーター)も選択肢の一つです。外国人従業員がSNS・家族との連絡に困らないよう、インターネット環境の初期確保は優先対応事項です。

Q. 多言語で公共料金の契約・支払い方法を説明するにはどうすればよいですか?

公共料金の説明には、各電力会社・ガス会社・水道局が提供している多言語版の案内チラシを活用することが最も効果的です。東邦ガス・中部電力・名古屋市水道局はいずれも外国語の案内資料を提供しています。加えて、社内で「ライフライン開設サポートキット」(各手続きの流れを母国語でまとめた資料)を作成しておくと、新しい外国人従業員が来るたびに活用できます。

Q. 外国人従業員が公共料金の滞納をしないようにするには?

公共料金の滞納を防ぐためには、口座振替(自動引き落とし)への早期移行が最も効果的です。口座振替の申込方法と締切日(振替開始まで1〜2ヶ月かかる場合がある)を入居時に説明し、それまでの期間はコンビニ払いで対応するよう案内します。公共料金の通知書を読めない外国人が「何の書類か分からず放置」するリスクに対し、定期的に「払えているか」の声かけをすることが大きなトラブルを防ぎます。

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