この記事の結論
- 2025年4月 から、技能実習生・特定技能外国人が 訪問介護 など複数の介護サービスで働けるようになりました(規制緩和)。
- 訪問介護員の人材不足は深刻で、有効求人倍率は 15倍超 という危機的水準。
- 外国人材活用には 語学・文化対応・利用者宅でのコミュニケーション という訪問介護特有の準備が不可欠。
- CSTMは にしむらグループ介護施設で19名+7名のミャンマー人材を運用 したノウハウを訪問介護事業所にも展開しています。
2025年4月の規制緩和|何が変わったか
2025年4月から、これまで認められていなかった以下の介護サービスでも、外国人介護人材(技能実習生・特定技能外国人)が働けるようになりました。
| サービス | 規制緩和前 | 規制緩和後(2025年4月〜) |
|---|---|---|
| 訪問介護 | 不可 | 可 |
| 訪問入浴介護 | 不可 | 可 |
| 訪問看護(介護分) | 不可 | 可 |
| 通所介護・施設介護 | 可(既存) | 可(継続) |
背景には、訪問介護員(ホームヘルパー)の人材不足が極めて深刻であること(高齢者の在宅介護ニーズ急増、既存ヘルパーの高齢化、若年層の参入がほぼゼロ)があります。活用には、訪問前の事前研修(同行訪問・OJT)、日本人職員の同行(一定期間)、利用者・家族への事前説明・同意、母国語サポート体制など、安全性と質を担保する追加要件があります。
訪問介護員不足の深刻度(有効求人倍率15倍超)
| 指標 | 状況(2024〜2025年) |
|---|---|
| 訪問介護員の有効求人倍率 | 15倍超(介護全体は3〜4倍) |
| 訪問介護員の平均年齢 | 60歳超 |
| 訪問介護事業所の倒産・廃業 | 過去最多水準で推移 |
| 訪問介護を担う若年層 | ほぼ皆無 |
訪問介護員の人材不足は施設介護よりも深刻で、事業継続そのものが危ぶまれている事業所も少なくありません。
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| 在留資格 | 概要 | 訪問介護での活用 | 在留期間 |
|---|---|---|---|
| 特定技能(介護) | 介護分野の特定技能1号 | 2025年4月から可能 | 通算5年 |
| 技能実習(介護) | 介護分野の技能実習 | 2025年4月から可能 | 通算5年 |
| EPA介護福祉士候補者 | 二国間協定によるルート | 介護福祉士資格取得後に可能 | 4年(資格取得で無期限) |
| 在留資格「介護」 | 介護福祉士資格者 | 制限なし | 無期限(更新可) |
介護福祉士の合格率は、EPA介護候補者が81.0%、特定技能(介護)が50.4%。EPA組は事前の日本語教育が手厚く合格率が高い反面、採用までの期間が長期化(1年以上)します。特定技能ルートは採用スピード(3〜6ヶ月)に優れ、即戦力確保に向いています。
訪問介護特有の3つの難しさと対策
難しさ1: 利用者宅での1対1コミュニケーション
| リスク | 対策 |
|---|---|
| 言語の壁による利用者の不安 | 事前の自己紹介・写真付き名刺、JLPT N3以上の日本語力を確保 |
| 文化・宗教の違いによるすれ違い | 利用者・家族への事前説明、文化研修の実施 |
| 緊急時の意思疎通 | 緊急連絡先カード、母国語スタッフへの24時間連絡体制 |
難しさ2: 移動の多さ
| リスク | 対策 |
|---|---|
| 道に迷う | スマホ地図アプリの研修、初期の同行訪問 |
| 移動手段の確保 | 自転車・電動アシスト・運転免許の取得支援 |
| 運転免許 | グループCBC自動車学校で外免切替支援も可能(特定技能運送業と同様の対応) |
難しさ3: 利用者・家族との関係構築
| リスク | 対策 |
|---|---|
| 利用者の拒否反応 | 事前見学、丁寧な説明、トライアル訪問 |
| 家族との信頼構築 | 定期報告、写真共有、家族会の開催 |
| トラブル時の対応 | 母国語スタッフの即時介入体制 |
受入企業が準備すべき5つのステップ
- 事業所内体制の整備:多言語対応マニュアル、緊急時連絡フロー、利用者・家族向け説明資料。
- 候補者の選定:訪問介護に向く性格特性(コミュニケーション力、自立性)、日本語力(JLPT N3以上推奨)、移動手段への適応力。
- 入職前研修:介護技能研修、日本の生活慣習・マナー研修、利用者宅での所作研修。
- OJT・同行訪問:最低3ヶ月間の同行訪問、段階的に独り立ち、月次フィードバック。
- 定着支援:月次面談(母国語)、同郷ネットワークの形成、キャリアパス(介護福祉士取得支援)。
にしむらグループの実例|介護施設19名運用のノウハウ
CSTMキャリアサポートは、にしむらグループ介護施設で計19名のミャンマー人材(特定技能・技能実習)を運用してきた一次情報を持ちます。
| 受入先 | 受入人数 | 国籍 |
|---|---|---|
| 介護老人保健施設 福里・花の里 | 19名(既存12+追加7) | ミャンマー中心 |
| 介護施設 服里 | 7名 | ミャンマー |
| 関連医療法人 | 約30名 | ミャンマー特定技能 |
合計約56名の外国人材をグループ内で運用してきた知見を、訪問介護事業所の受入企業様にもそのまま提供します。定着のコツは、4言語スタッフ常駐によるトラブル時の即時母国語対応、月次面談の徹底、同郷コミュニティの形成(複数名同時受入推奨)、宗教配慮(ハラル食・礼拝時間の柔軟対応)、キャリアパス提示(介護福祉士取得まで一貫サポート)です。
利用可能な助成金・補助金
愛知県は「外国人介護人材受入促進事業」を実施しています。
| 事業 | 概要 | 補助額 |
|---|---|---|
| 外国人介護人材定着促進事業 | 翻訳機・多言語介護記録ソフトウェアの導入支援 | 経費の3/4 と 22万5千円 の少ない方 |
| 外国人介護人材獲得強化事業 | 海外での介護人材獲得活動支援 | 経費と 50万円 の少ない方 |
国の制度としては人材開発支援助成金(外国人技能習得コース)、キャリアアップ助成金など。市町村制度(春日井市・碧南市・東浦町・西尾市等)もあり、詳細は市町村ごとに異なるため個別確認が必要です。外国人採用の助成金一覧【2026年版・愛知】 もあわせてご覧ください。
CSTMの訪問介護向け支援パッケージ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 候補者リクルーティング | 4言語ネットワーク(ミャンマー中心) |
| 日本語教育 | N3以上を目標とした入国前後の支援 |
| 訪問介護特化研修 | 利用者宅での所作・移動・緊急対応 |
| 外免切替支援 | グループCBC自動車学校での運転免許取得 |
| 母国語月次面談 | 4言語スタッフによる定期フォロー |
| トラブル対応 | 24時間連絡体制、即時の現場介入 |
| 介護福祉士取得支援 | 学習教材、模試、受験申込 |
POINT|「机上の知識」ではなく実証ノウハウ
実際にグループ内で約56名を運用している一次情報を提供。代表(西村会長)は大名古屋ミャンマー名誉領事に国から正式に認定されており、ミャンマー人介護人材の採用において業界でも稀な信頼性です。
よくあるご質問
Q. 訪問介護で外国人材が働けるようになったのはいつからですか?
2025年4月からです。技能実習生・特定技能外国人が、訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護(介護分)などで働けるようになりました。
Q. 訪問介護で活用できる在留資格はどれですか?
特定技能(介護)、技能実習(介護)、EPA介護福祉士候補者(資格取得後)、在留資格「介護」の4つです。即戦力確保には特定技能、長期就労には介護福祉士取得後の在留資格「介護」が有効です。
Q. 訪問介護で外国人材を活用する際に必要な条件は何ですか?
事前研修、日本人職員の同行訪問、利用者・家族への事前説明と同意、母国語サポート体制などが必要です。安全性と質の担保が重視されます。
Q. 日本語のレベル要件はどのくらい必要ですか?
特定技能介護の場合、入国時にJLPT N4+介護日本語評価試験が必要です。訪問介護では利用者宅でのコミュニケーションが必須のため、JLPT N3以上を推奨します。
Q. 移動手段はどうしますか?運転免許の取得支援はありますか?
移動手段は事業所により異なります(自転車・電動アシスト・自動車)。運転免許が必要な場合は、CSTMのグループ会社「CBC自動車学校」で外免切替支援が可能です。2025年10月の厳格化以降、対応事業者は限られています。
Q. 愛知県で利用できる助成金はありますか?
愛知県「外国人介護人材受入促進事業」、人材開発支援助成金、市町村独自の補助金等が利用可能です。詳細は事業所所在地の市町村にお問い合わせください。
Q. EPAと特定技能ではどちらが訪問介護に向いていますか?
採用スピードを重視するなら特定技能(3〜6ヶ月)、定着性と長期就労を重視するならEPA(1年超)がおすすめです。事業所の状況に応じて最適な選択肢が変わるため、無料診断をおすすめします。
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