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Guide / 在留資格

高度専門職ビザの活用法
|ポイント計算・永住短縮・家族帯同の優遇

高度専門職ビザのポイント計算・1号/2号の違い・永住権最短1年取得・家族帯同優遇を詳しく解説します。

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この記事の結論

  • 高度専門職ビザはポイント70点以上で取得できる高度人材向けの特別な在留資格。
  • 永住権を通常の10年→最短1年に短縮できる特例が最大のメリット。
  • 家族帯同・家事使用人帯同・複数活動許可など多くの優遇措置が付与される。

執筆者:CSTMキャリアサポート 採用支援チーム / 最終更新日:2026年6月6日

高度専門職ビザの概要

高度専門職ビザは、日本政府が高度な専門知識・技術を持つ外国人材を積極的に誘致するために設けた在留資格です。ポイント制を採用しており、年収・学歴・職歴・資格等の項目を合計して70点以上を満たすことで取得できます。

高度専門職には(イ)高度学術研究活動、(ロ)高度専門・技術活動、(ハ)高度経営・管理活動の3種類があります。大学教員・研究者は(イ)、エンジニア・ITスペシャリスト等は(ロ)、経営幹部・マネジャー等は(ハ)に該当します。

POINT|高度専門職の主な優遇措置

  • 永住権の取得要件を通常の10年から最短1年に短縮
  • 配偶者の就労活動の範囲が拡大される
  • 一定条件下で家事使用人(家政婦等)の帯同が認められる
  • 複数の活動(本来は1つの在留資格で1種類の活動)を行うことができる

ポイント計算テーブル

高度専門職のポイントは、学歴・職歴・年収・年齢・日本語能力・研究実績などの項目を合算して算出します。以下は主要な加算項目の例です(活動種別によって点数が異なる場合があります)。

評価項目内容加算点数(例)
最終学歴博士号取得30点
最終学歴修士号取得または専門職学位取得20点
職歴10年以上の実務経験20点
職歴7〜10年未満15点
職歴3〜7年未満10点
年収(例:経営・管理)3,000万円以上50点
年収(例:経営・管理)2,000〜3,000万円未満40点
年収(例:経営・管理)1,000〜2,000万円未満25点
年齢29歳以下15点
年齢30〜34歳10点
日本語能力日本語検定N1またはJPT600点以上15点
ボーナス:研究実績特許取得・論文3報以上等25点
ボーナス:成長分野法務大臣が指定する分野10点

注意|ポイント計算は活動種別・年収水準によって異なる

  • (イ)学術研究、(ロ)専門・技術、(ハ)経営・管理でそれぞれポイント表が異なる
  • 年収要件は最低300万円以上(活動種別・年齢によって異なる)
  • 正式なポイント計算は出入国在留管理庁の公式ポイント計算機で確認すること

高度専門職1号と2号の違い

高度専門職は1号と2号の2段階があります。まず1号を取得し、一定期間在留後に2号へ移行するのが一般的なルートです。

比較軸高度専門職1号高度専門職2号
在留期間5年(更新可)無期限(更新で継続)
取得要件ポイント70点以上1号で3年以上(80点以上は1年以上)在留
活動範囲指定された高度活動+付随活動就労に関する在留資格すべての活動
転職可(ポイント継続で)
家族帯同

永住権短縮特例

高度専門職の最大のメリットの一つが、永住権取得の大幅な短縮です。通常、永住権の申請には10年以上の在留が必要ですが、高度専門職では以下の特例が適用されます。

ポイント永住申請可能な在留期間
70点以上高度専門職として3年以上在留
80点以上高度専門職として1年以上在留
通常(高度専門職でない場合)10年以上在留(うち就労5年以上)

永住権を取得すると在留資格の更新が不要となり(在留カードの定期更新は必要)、就労制限もなくなります。企業にとっては、長期にわたる安定した雇用が可能となり、外国人材の定着につながる最強のキャリアパスといえます。

家族帯同・家事使用人の優遇措置

高度専門職は、家族帯同に関しても通常の在留資格より広い優遇を受けられます。

配偶者の就労範囲の拡大

通常、配偶者ビザ(日本人の配偶者等を除く)の場合、配偶者が就労するには別途就労資格が必要です。しかし高度専門職の配偶者は、一定の条件下でより広い就労活動が認められる場合があります。

家事使用人(家政婦等)の帯同

高度専門職の方が家事使用人(家政婦・料理人等)を帯同させることが一定条件のもとで認められています。共働き世帯や育児中の高度人材が帯同できるよう設けられた特例です。

親の帯同

高度専門職のうち要件を満たす場合は、親(父母)の帯同も特例として認められています。育児や介護のニーズがある高度人材にとって大きなメリットです。

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よくあるご質問

Q. 高度専門職のポイントが70点未満でも申請できますか?

高度専門職の在留資格を取得するためには70点以上が必要です。70点未満の場合は技術・人文知識・国際業務(技人国)などの通常の在留資格を検討してください。ただし、ポイントが60点以上あれば「特別高度人材」として一部の優遇が受けられる場合もあるため、専門家への相談をお勧めします。

Q. 高度専門職1号と2号はどう違いますか?

高度専門職1号は在留期間が5年(更新可)で、高度専門活動に付随する活動が認められます。高度専門職2号は在留期間が無期限(更新で継続可能)で、1号よりも幅広い活動が認められます。また、1号取得後おおむね3年(ポイント80点以上は1年)以上在留すると2号に移行できます。

Q. 高度専門職の永住権はどれくらい早く取得できますか?

通常の永住権申請には10年の在留が必要ですが、高度専門職は特例があります。ポイントが70点以上で3年以上在留すれば永住申請が可能です。さらにポイントが80点以上であれば1年以上の在留で永住申請できます。これは通常の10分の1という大幅な短縮です。

Q. 高度専門職を採用する企業のメリットは何ですか?

高度専門職人材は高い専門知識・技術を持つため、企業の競争力向上や研究開発の推進に貢献します。また在留期間が安定しており、長期的な人材育成が可能です。家族帯同も認められているため、本人も安心して就労に集中できます。外国人採用の実績として対外的なブランディングにもなります。

Q. 高度専門職ビザの対象となる職種を教えてください。

高度専門職は(イ)高度学術研究活動、(ロ)高度専門・技術活動、(ハ)高度経営・管理活動の3種類に分かれます。大学教員・研究者、エンジニア・ITスペシャリスト、経営幹部・マネジャーなどが対象です。ポイント計算で70点以上を満たすことが共通要件です。

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