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Guide / 採用実務

外国人材来日前の受入れ準備チェックリスト【企業担当者版】

この記事のポイント

  • 来日前の準備(宿舎・生活用品・COE手続き)を早めに進めることが着任後のスムーズな立ち上がりにつながる
  • COEの交付から大使館でのビザ申請まで数週間かかるため逆算した計画が必要
  • 空港お迎え・初日対応・住民登録などの「最初の1週間」の設計が定着率を左右する
  • ゴミ分別・近隣ルールの多言語説明が周辺住民とのトラブル防止になる

公開日:2026年6月7日 / カテゴリ:採用実務 / 対象:外国人採用担当者

この記事のポイント

  • 来日前の準備(宿舎・生活用品・COE手続き)を早めに進めることが着任後のスムーズな立ち上がりにつながる
  • COEの交付から大使館でのビザ申請まで数週間かかるため逆算した計画が必要
  • 空港お迎え・初日対応・住民登録などの「最初の1週間」の設計が定着率を左右する
  • ゴミ分別・近隣ルールの多言語説明が周辺住民とのトラブル防止になる

受入れ準備の全体スケジュール

外国人材の来日を成功させるためには、内定から着任まで(一般的に3〜6ヶ月)の間に、企業側でさまざまな準備を段階的に進める必要があります。準備が不十分な状態で外国人材を迎えると、着任後の混乱・生活上のトラブル・早期退職につながるリスクがあります。受入れ準備を計画的に進めることは、外国人材の定着率向上に直結する重要な投資です。

大きな流れとしては、内定後の雇用契約締結・COE(在留資格認定証明書)申請→COE交付後の本人への発送→本人が大使館でビザ申請→ビザ取得・航空券の手配→来日・空港お迎え→生活インフラ整備(住居・携帯・銀行口座等)→住民登録→社内ガイダンス→業務開始という流れになります。

POINT|受入れ準備の主なタスクと担当部署の目安

  • COE申請・在留資格手続き(人事・総務または行政書士)
  • 宿舎の手配・生活用品の準備(総務・庶務担当)
  • 空港お迎えの段取り(人事・受入れ担当者)
  • 住民登録・銀行口座開設のサポート(登録支援機関または社内担当者)

宿舎手配と生活用品リスト

外国人材に提供する宿舎の準備は、来日の1〜2ヶ月前から進めることが理想的です。社員寮がある場合は部屋の確保・清掃・必要な備品の補充を行います。借り上げアパート・マンションを用意する場合は、入居審査(外国人でも審査を通る物件を選定)・賃貸契約・敷金礼金等の費用の手配が必要です。

来日当日から生活を始められるよう、最低限の生活用品を事前に用意しておくことを推奨します。準備する生活用品の目安として、寝具(布団・枕・シーツ)、調理道具(鍋・フライパン・炊飯器・食器)、洗面・浴室用品(タオル・シャンプー・石鹸)、掃除用品(掃除機・雑巾等)が挙げられます。初日に何も揃っていないと外国人材の疲労と不安が高まるため、丁寧な準備が重要です。

在留資格認定証明書の受け取りと大使館への案内

在留資格認定証明書(COE:Certificate of Eligibility)は、出入国在留管理庁に企業(または監理支援機関等)が申請し、審査を経て交付される書類です。COEの交付には申請から1〜3ヶ月程度かかることがあるため、採用スケジュールを逆算して早めに申請することが重要です。

COEが交付されたら、速やかに本人(または送出機関)に郵送または電子交付します。本人はCOEを持参してお住まいの国の日本大使館・総領事館でビザ(在留資格)の申請を行います。大使館でのビザ申請から取得まで通常1〜2週間程度かかります。企業は本人にビザ申請の手順・必要書類・注意事項を母国語で案内することが重要です。

手続きのステップ期間の目安担当
COE申請内定後できるだけ早く(入国希望日の3〜4ヶ月前)企業・行政書士・監理支援機関
COE審査・交付申請から1〜3ヶ月出入国在留管理庁
COE発送・本人受領交付後速やかに企業→本人
大使館でのビザ申請・取得1〜2週間本人(大使館で手続き)
航空券手配・来日ビザ取得後本人(企業がサポート)

空港お迎えと来日初日の流れ

外国人材が初めて日本に到着する日は、第一印象・安心感の形成において非常に重要です。企業の担当者が空港で直接お迎えすることを強く推奨します。お迎えの際は、本人の名前を書いたプレートを持参し、すぐに識別できるようにします。到着ロビーでの出会いから宿舎への移動まで、丁寧にサポートします。

来日当日に行うべき主な対応として、空港から宿舎への案内(交通手段・荷物のサポート)、宿舎の鍵・設備の説明(給湯器・洗濯機・エアコン等の使い方)、近隣のスーパー・コンビニ・病院等の案内、SIMカード・携帯電話の準備(必要に応じてサポート)、翌日以降のスケジュール(住民登録・銀行口座開設等)の説明が挙げられます。

社内ガイダンス(ゴミ分別・近隣ルール等)

来日後の最初の数日間に実施する社内・生活ガイダンスは、外国人材が日本の生活に適応するための重要な機会です。ガイダンスの内容は、①ゴミの分別ルール(燃えるゴミ・不燃ゴミ・資源ゴミの分け方・出す日・場所)、②近隣の生活ルール(騒音の基準・共有スペースの使い方・深夜の行動基準等)、③宿舎の使い方(設備の操作・困ったときの連絡先)、④緊急時の対応(救急・警察・火事の際の電話番号・行動)などが含まれます。

これらのガイダンス資料は、ミャンマー語・ベトナム語・英語等の多言語版を作成し、来日時に手渡します。特にゴミの分別は自治体によってルールが異なるため、居住地の自治体のルールを反映した資料を作成することが必要です。自治体が多言語版のゴミ分別ガイドを提供している場合は、積極的に活用します。

よくあるご質問

Q. 外国人材の宿舎はどのように手配すればよいですか?

社員寮の空き部屋を活用するか、企業が借り上げた賃貸住宅を提供するケースが多いです。初期費用(敷金・礼金)や毎月の家賃を会社が一部または全額負担することで、来日直後の金銭的負担を軽減できます。

Q. 在留資格認定証明書(COE)とは何ですか?

COEは出入国在留管理庁が発行する書類で、日本で就労・在留することが認められることを証明するものです。企業が申請し、交付後に本人または家族等が所属する国の日本大使館でビザを申請するために使用します。

Q. 来日初日にすべきことは何ですか?

空港での出迎え・住居への案内・生活必需品の確認・携帯電話の準備(SIMカード等)・市区町村役場での住民登録手続きが主なタスクです。入社初日の前日に完了させておくことが理想的です。

Q. ゴミ分別のルールはどう伝えればよいですか?

居住地の自治体のゴミ分別ルールを多言語(ミャンマー語・ベトナム語等)で説明したガイドを作成し、入居時に渡します。自治体が多言語版のゴミ分別ガイドを提供している場合は積極的に活用します。

Q. 銀行口座の開設は来日前から準備できますか?

一部のネット銀行ではオンラインでの事前申込みが可能ですが、多くの場合は来日後の手続きが必要です。来日後すぐに開設手続きができるよう、必要書類(パスポート・在留カード・住民票)の準備と銀行への事前確認を行っておくことが重要です。

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