給料日に「思っていたより少ない」と感じたことはありませんか。それは、給料からいくつかのお金が引かれているからです。これは日本のルールで、外国人も日本人も同じです。このページでは、給料明細(きゅうりょうめいさい)と税金を、やさしい日本語で説明します。
1. 給料明細(きゅうりょうめいさい)の見方
給料明細とは、給料のうちわけが書いてある紙(またはデータ)です。会社が毎月くれます。大きく分けて、3つの部分があります。
- 支給(しきゅう):会社からもらえるお金(基本の給料・残業代など)
- 控除(こうじょ):給料から引かれるお金(保険・税金など)
- 手取り(てどり):支給から控除を引いた、じっさいに受けとるお金
つまり、「会社が払う給料」から「引かれるお金」を引いたものが、あなたが受けとる「手取り」です。明細を見ると、何にいくら引かれたかがわかります。
2. 給料から引かれるもの
給料から引かれる、おもなものは次のとおりです。
| なまえ | どんなもの? |
|---|---|
| 社会保険 | 病気・けが・年をとったときなどに、自分を守ってくれる保険です。健康保険・年金などがあります。 |
| 所得税 | 収入(しゅうにゅう)にかかる、国の税金です。会社が給料から引いて、かわりに国へおさめます。 |
| 住民税 | 住んでいる市や県にはらう税金です。前の年の収入で決まります。来日した次の年から引かれることが多いです。 |
3. 社会保険(しゃかいほけん)
自分を守る大切な仕組み
会社で働く人は、外国人もふつう社会保険に入ります。少しお金が引かれますが、これは「むだなお金」ではありません。病気やけがのときに病院代が安くなったり、年をとったときにお金(年金)がもらえたりします。自分を守るための大切な仕組みです。
4. 所得税(しょとくぜい)
収入にかかる国の税金
所得税は、はたらいて得たお金にかかる税金です。会社が毎月の給料から少しずつ引いて、かわりに国へおさめます(これを源泉徴収・げんせんちょうしゅう といいます)。だから、自分で毎月はらいに行く必要はありません。
5. 住民税(じゅうみんぜい)
来日した次の年からが多い
住民税は、住んでいる市や県にはらう税金です。前の年の収入で金額が決まります。そのため、来日した最初の年は引かれず、次の年から引かれることが多いです。「急に手取りがへった」と感じることがありますが、これは住民税が始まったからかもしれません。おどろかないでください。
6. 年末調整(ねんまつちょうせい)
1年の税金を正しく計算しなおす
毎月の所得税は、だいたいの金額で引かれています。そこで、1年の終わり(11月〜12月ごろ)に、正しい税金を計算しなおします。これが「年末調整」です。会社が手伝ってくれます。
このとき、会社から書類をもらうことがあります。家族のことや保険のことを書いて出すと、税金が安くなることがあります。はらいすぎていた税金が、もどってくることもあります。書類はわすれずに出しましょう。書き方がわからないときは、会社やCSTMに聞いてください。
7. こまったときは相談しましょう
お金や税金のことは、むずかしい言葉が多くて、わかりにくいです。「明細の意味がわからない」「引かれる金額がおかしい気がする」など、不安なことがあれば、相談してください。CSTMが、あなたの言葉(ミャンマー語・ネパール語・中国語・ベトナム語)で説明します。登録・相談は無料です。くわしい金額や手続きは、会社や市役所・税務署でも確認できます。
よくある質問
Q. どうして給料が、ぜんぶもらえないのですか?
A. 給料からは、社会保険・所得税・住民税などが引かれます。これは日本のルールで、外国人も同じです。引かれたお金は、病気のときの保険や、国・市のためにつかわれます。残ったお金が「手取り」です。
Q. 社会保険には、入らないといけませんか?
A. 会社で働く人は、外国人もふつう社会保険に入ります。病気・けが・年をとったときなどに、自分を守ってくれる大切な仕組みです。くわしくは、会社やCSTMに聞いてください。
Q. 年末調整(ねんまつちょうせい)とは何ですか?
A. 1年間の税金を、年の終わりに正しく計算しなおすことです。会社が手伝ってくれます。書類を出すと、はらいすぎた税金がもどってくることもあります。
Q. 日本語がまだ上手ではありません。相談できますか?
A. だいじょうぶです。CSTMには、ミャンマー語・ネパール語・中国語・ベトナム語が話せるスタッフがいます。お金や税金のことも、あなたの言葉で相談できます。登録・相談は無料です。